焼酎を飲んでいます

今日は以前ここにも書いた喫茶バイトを
退職してきました。「こんな会社辞めてやる!」みたいな
やめ方じゃなくて、みんなから惜しまれながらの円満な
退職でした。


思えば三年前、研究活動だけでなく
生きていくことへの意欲を失いかけていた時期に、
なんとか研究やめても生活できる道を探そうと
ちょっときつそうだけど、なるべく実社会に密着した
仕事として応募したのが始まりです。
それから三年が過ぎ、
仕事が楽しくなるにつれ、研究活動も
持ち直してきました。
勤務先のおやじさん(会長)はとんでもなく
恐ろしいじじいでしたが、仕事をして生きていく上での
基本的なことをみっちり叩き込んでくれました。
25歳を過ぎてああいう勉強ができたのはほんとに
貴重な経験でした。


苦手だった料理も、もともと手先が器用だったこともあり、
どんどん楽しくなりました。いまでは毎日自分で作った
スパゲティの写真を撮るほどです。
大学にいるだけでは決して出会うことのなかったような
さまざまな経歴を持った仲間と出会えたのも大きな収穫です。
バックグラウンドのちがう彼らとの交流は、
きっとわたしの言語活動に幅と厚みを与えたことと思います。
結局一度も、お客さんにコーヒーを持っていくことはなかったけれど、
わたしのバリスタとしての仕事は大変充実した最後を迎えることが
できました。この場を借りてわたしを支えてくださった皆さんに
感謝の気持ちを述べさせていただきます。