映画を見ました。

友人が最近始めた中東欧映画研究会とかいう
(あるいはわたしが勝手に名づけた)小さな研究会の
上映会です。
ハンガリーのサボー・イシュトヴァーン監督、主演は
クラウス・マリア・ブランダウアー。『ハヌッセン』という
タイトルです。この映画は、実在した預言者ハヌッセン
波乱の半生を描いています。


第一次大戦に従軍したクラウス(後のハヌッセン)は、
頭部を負傷したため、精神が混濁しかけ、
野戦病院ベッテルハイム先生の催眠治療を受ける。
治癒した彼は催眠術を会得し、負傷兵を眠らせたり、
予知能力を発揮しはじめたりする。病院で知り合った
将校ノボトニーとともに、催眠ショーをはじめ、
すっかり有名人となるが、ナチの台頭、
ナチによる国会議事堂放火を預言したため暗殺されてしまう。


とまあ、だいたいこんな話です。もともとはハンガリー映画
ですが、主演のブランダウアーがドイツ人だから(なのか?)、
ドイツ語の音声でした。なかなかすべてを聞き取ることは難しいけど、
日本語字幕を頼りに耳を傾けていると、実際どういう表現を
していたのかがわかって、勉強になります。