昨日の晩

書きそびれたことを書きましょう。昨晩は、バイト先の先輩に誘われ、異業種カラオケ大会みたいなものをやりました。こんなメンツで、4時間ももつのかい?退屈したらさっさとかえろう、とか思ってたのですが、思いの外盛り上がり、結局4時間歌い通しでした。参加したメンバーはいちおうみんな友達同士なのですが、これまでカラオケに一緒に行く機会のなかった連中だったので、みんなの歌う曲が新鮮でした。とりわけ、洋楽を歌う人が多くて驚きました。カラオケで洋楽、というのは基本的にダメなんじゃないか、とわたしはおもうのですが、みんなで盛り上がればそれでいいのでしょう。ちなみにわたしが歌えるのは、唯一「ジンギスカン」だけです。ドイツ語だしね。
あまり若くない(20代後半の)メンバーでカラオケをするとき、みんなが歌いたい曲というのは、どこらへんなのでしょうか。そんなことをちょこっと考えました。やっぱり高校・学部時代をすごした90年代の曲が、だれもが一番よく知ってるのですが、ミスチルが出てきた90年代半ば以降では、現代とあまり変わりません。むしろ注目すべきは、それ以前、だいたい89年から93年ごろなのではないかと思っています。これはちょうどわたしが中学入学から高校2年までの時期です。バンドブームが終わり、90年代に入ったものの、いまだ方向性が定まっていなかったころなのかな。わたしはまわりが洋楽ばかりうたう中で、ひとりずーっと邦楽ポップスばかり歌っていたのですが、中でも一番みんなに受けたのが、classの「夏の日の1993」*1です。いま歌詞を読むと笑ってしまいますが、あのころは男子10人以上でカラオケ行って、みんなで合唱したものです。
昨今、童貞男子の持つ欲望のパワーが注目されていますが、カラオケに行ったりすると、わたしも10年前の何も考えずに燃え上がることのできた日々についつい戻りたくなってしまうのです。ありもしなかった普通の青春時代に、すでに過去を懐かしむような憧れを抱いていたころに。

*1:

夏の日の1993~2003 up to date session~

夏の日の1993~2003 up to date session~