今日も大阪

に行ってました。昨日あれこれ工夫した心理学の講義がなかなか好評でした。前回と同じく、統合失調症の話だったので、友人が先日発表したアウトサイダーアートのことを話しました。自前で資料を書く余裕がなかったので、友人からもらったスクリプトをかいつまんで読みました。無断盗用ですが、あとでわびておけばいいでしょう。
授業の後半は、人格障害についていくつかの文献や症例を挙げつつくわしく話しました。人格障害というのは、精神病や神経症のような症状を呈するものの、あくまで病気ではなく人の精神のひとつの状態としてそのようによばれているものです。簡単に言えば、2ちゃんねるの「メンヘル板」にいる人たちですね。人格障害には大きく分けて三つの方があり、これらをすべてあわせると、アメリカの全人口の約20パーセントが常に何らかの精神障害をわずらっていることになる、という調査結果があるくらい一般的な症状であると考えられています。実際本に載ってる症例を読むと、自分の周りにも、こういう人っているよな、と思うし、自分自身もこれらのいくつかの症状が当てはまるのではないかと考えることができました。授業が終わったあと学生と話して、やっぱり彼らも自分がどのようなタイプに当てはまりそうか、と考えたそうです。
ちなみにこのわたしは、演技性人格障害というのが当てはまるんじゃないかと思いました。演技性人格障害というのは、自分の周りに過剰に物語のヴェールを張り巡らして演出しながら生きている人のことです。マドンナやブリトニーのように、性的に放埓なイメージで、いつも何かしら騒ぎを起こして、それが人から注目されることで輝きを増すような生き方をしてしまうようです。学生たちにも、先生ってやっぱり演技性人格障害っぽいよな、といわれました。