コドモは世の宝ですよ!!

昨日はDVDで「エヴァとステファンとすてきな家族」を、
今日「点子ちゃんとアントン」を観ました。
なぜか両方コドモを中心とした家族愛を描いた作品です。


エヴァとステファン……」のほうは、
ここ最近何かとスウェーデンがわたしのこころに
かかっていたため、観てみました。
両親が離婚して社会主義者のコミュニティにくらす、
少年ステファンとその姉エヴァ
二人の目を通して70年代の後半スウェーデンにおける
カウンターカルチャーと家族愛を描き出しています。
この映画のポイントは、ひとことで言えばアバと雪です。
何かというと、アバの曲が流れ、
ふと気づくと大雪です。隙あらば入り込む、
清涼な北欧の空気。カーディガンなんて着てる場合じゃないですよ。


一方「点子ちゃんとアントン」ですが、
ベルリンを舞台に繰り広げられるコドモが中心の
心温まるドラマです。
母が病気でバイトせざるを得ないアントンを
なんとか助けようと、点子ちゃんががんばります。
点子ちゃんは、ものすごくでかい家に住んでいて、
家政婦さんやフランス人の子守さんもいるお嬢さまです。
何不自由なく暮らす点子ちゃんは、貧しいアントン親子に
すこしでもいい暮らしをしてもらえるよう奮闘するのですが、
実際のところ両親が忙しくて、会えば喧嘩ばかりしている
点子ちゃん一家のほうが不幸なのです。
最後はアントンの大活躍で、点子ちゃんと両親の
絆は強く結ばれ、これまでのようにさびしい思いを
しなくてもよくなるのでした。
この作品の魅力は、点子ちゃんやアントンだけでなく、
家政婦さんや子守のフランスギャルなんかも
非常に個性豊かな人物として描かれている点でしょう。
とりわけ、フランス人のロランスは、かなりわたしの
好みのタイプで、思わず心が動いてしまいましたよ。


コドモ映画なんて、ちょっと馬鹿にしてしまいがちですが、
やはり家族の絆というテーマは、無条件で
人を感動させてしまうのですね。
よく考えると、わたしは結構この種の映画が
すきなのかもしれません。「コーリャ愛のプラハ」は
すでに何度も見ているし、「パパは出張中」も大好きな映画
10本のうちに入るし。


そうですね、再来週はちょこっと帰省するし、
今月はコドモ映画を通して家族について考えることを
テーマとしましょう。