髪を切って一週間

が過ぎました。毎日毎日、ワックスで髪形を作るわずらわしさから、心底きるんじゃなかったと思いながらすごしてきましたが、今日ようやく切って正解だったと思えました。
今日は看護学校の授業で朝から大阪に行ってました。一時間目の授業のとき、教室に入った途端学生たちの歓声に迎えられました。わたしが教壇に立つと拍手の渦が巻き起こりました。スタンディング・オベーションですよ。わたしも教師と呼ばれる職業を始めてから、そろそろ6年ほどになりますが、こんな熱烈な歓迎を受けたのは初めてです。たかが、ロン毛を切り落としたくらいでこれだけの反応が返ってくるとは思いも寄りませんでした。本当にあの学校で教えてきてよかったと感じました。
お昼は、行きつけの喫茶店で、学生たちと食べました。正直プライヴェートな部分はできる限り秘密にしておきたいのですが、彼女たちも毎週お昼を同じ店で食べてるので、自然な流れから、そうなってしまったわけです。熱心な学生となら、授業の内容のことなど、いろいろ話が盛り上がりそうだけど、この子達は実際あんまりちゃんと授業を聞いてなさそうな、いってみれば元ヤン系のグループです。いったい何を話すんだ?とちょっと困惑気味でしたが、意外と授業のことにも興味を持っていてくれて、先週扱った人格障害のこととか、わたしが普段やってる研究のことなんかも聞いてきました。そして、「先生の授業がいちばんおもしろい。時間が過ぎるのが早い」とも言ってくれました。この子たち、全員嫁にもらいたくなりました。
わたしは、かつて塾講やってたころに、一度学級崩壊になりかけたことがありましたし、普段の授業もプリントや視聴覚教材も一切使わない、かなり地味な講義スタイルですから、学生たちにもあまり楽しんでもらえてないかな、と思っていました。それなのに、普段あんまり授業を聞いていなそうな子たちからもほめてもらえて感激しました。
これから今月末にかけて、また忙しくなりますが、がんばっていける自信が得られました。